当院では免疫療法の一種『6種複合免疫療法』を取り扱っています。人の体には、がん細胞を排除するための自然な防御機構が備わっており、健康な人でも毎日約2,000〜3,000のがん細胞が新たに生まれているとされます。通常これらのがん細胞は免疫細胞によって迅速に認識され排除されますが、免疫系の働きが何らかの理由で低下したり、がん細胞が巧妙に免疫系を回避したりすることで稀に排除されないがん細胞が発生し、これらが成長することでがんと診断されます。
近年、がん治療の分野で注目を集める免疫療法のひとつ「6種複合免疫療法」では、患者様の血液から免疫細胞を取り出し、がんへの攻撃力が高い6種類の免疫細胞を増殖・活性化させた後、再び体内に戻します。
免疫細胞が活性化されることで、がん細胞に対する攻撃力が向上し、がんの発生や増殖を防ぐ効果も期待されます。また、既に存在するがんに対しても、縮小や消失を目指すことが可能です。
※6種複合免疫療法は健康保険適用外の治療です。
がん治療「第四の選択肢」としての免役療法
「外科手術」、「化学療法(抗がん剤)」、「放射線治療」ががんの三大治療とされている一方で、これらの治療法は患者様の身体に大きな負担をかけることが共通しており、そのために体力的な理由で治療を続けられない方が多くいらっしゃいます。
がん免疫療法は、患者様自身の免疫細胞を活用する治療法です。このため、三大療法と比較して副作用や身体への負担が非常に少なく、体力が低下している方や三大治療の継続が難しい方、後期高齢者、末期がん患者様など、幅広い方々が治療を受けることが可能です。また、治療は採血と点滴のみで行われるため、入院の必要がなく、日常生活の合間に治療を続けることができます。
副作用について
6種複合免疫療法は、患者様自身の免疫細胞のみを使用し、薬剤を含まないため、副作用がほとんどないことが特長です。手術や抗がん剤などの従来のがん治療は、一般的に強い副作用を伴うことが多いですが、6種複合免疫療法で使用される免疫細胞は、がん細胞だけを攻撃し、正常な細胞には影響を与えません。そのため、体力が低下している方や末期がん、転移がんの患者様でも、安心して治療を開始することができます。
治療対象となるがん種
免疫細胞は、さまざまながん種に対して攻撃を行うため、ほぼすべてのがんに対応可能です。標準治療が難しい膵臓がんや肺がんをはじめ、消化器系、呼吸器系、泌尿器系、婦人科系の多くのがん種に対しても治療が行えます。
ただし、この治療は血液から免疫細胞を生成するため、血液中にがん細胞が多く存在する血液がんに対しては、効果が期待できない場合があります。
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